大きくて小さな背中
幼い頃のあなたは 強くて厳しかった
口癖は「男は泣くんじゃない」
そんなあなたは おとこまさり
あの時の情景 今でも思い出す
背中には弟 左手には妹 右手は大きなカバン
行くあてもなく ただ電車に揺られ 辿り着けば
見知らぬ港町
堤防の上で釣りをして 浜辺で海を眺める
何も知らない妹達は 無邪気に笑っている
どれくらいの時間が過ぎたのか また歩き始める
あなたの後ろを歩いていると 大きな背中
うつむきながら震えてる
歩き疲れた妹を背負い 必死にあなたについて行く俺
そのとき誓った 「俺、強くなね」
あなたの背中 小さくなりましたね
今でも聞こえてきます 男は泣くんじゃない・・・

