こんにちは、歯科開業支援、経営コンサルティングのMedical support partner株式会社山本裕次郎です。
今回は開業資金、費用についてお伝えしていきます。
開業するのには大きな資金、融資が必要になりますが一体どのくらいが必要なのか。
開業資金を大きく分けると、
・土地購入費(賃貸の場合は必要ありません)
・建築費、テナントの場合は内装費
・医療器械、材料購入費
・歯科医師会入会費
・その他備品、家具家電購入費
・ホームページ、求人採用、マーケティング、開院告知媒体などの費用
・運転資金
このような項目が挙げられます。今回はその金額は開業する場所や大きさなどによって異なりますが平均的な数字を出してみたいと思います。
・土地購入費(賃貸の場合は必要ありません)
調整区域の土地・・・坪10万前後 市街化区域などになると坪30万~70万など幅がかなり出てきます。もちろんもっと安いところもあれば高いところもあります。
ここで大切なのは、安いからイニシャルコストが掛からなくて良いわけではありません。
土地を購入する目的の一つに資産価値になることも考えていると思いますが調整区域の土地は安いかもしれないですが資産価値としては資産になりにくいです。調整区域で建物を建てられる職種が限られているため、場所もあまり良くないケースもあります。
そして何よりも開業するときの場所は良い立地であることを考えて決めていきますが、安いのには理由があります。イニシャルコストだけを考えて行うのではなく、何のために土地を買うのかを明確にして決めていくことさえブレなければ多少高くても先生のにとって良い土地となると私は考えています。
開業コラム『開業物件を探す前に』を参考にしてください。
開業物件を探す前に | メディカルサポートパートナー株式会社 (medical-sp.com)
また土地を購入するとなると開業資金はグッと上がりますが、融資の担保にもなります。そうなると調整区域かそうではないかもその担保には大きく関わってきます。
結果良い場所は土地代は高いが、融資担保となり融資条件としても悪くならない、もしくは借りやすくなる一つの要因になることもあります。
土地の購入は150坪の土地購入を仮定したときに坪30万と仮定すると4500万くらいとなります。私の経験から考えると30万~60万くらいの土地購入費が多く、それ以上になると開業資金がかなり掛かってきてしまいます。
次に借地料についてです。借地も先程お伝えしたように調整区域の借地もあり、農地の借地もありと様々です。それぞれのメリット、デメリットもありますが今回は先ずは借地料についてお伝えします。
借地料の平均的な金額は場所、土地柄によりますが1,000円~2,000円くらいで平均すれば1,500円前後が多いと感じています。土地の状態がどうなのかによっても金額は変動します。例えば田んぼで埋め立てが必要、調整区域で浄化槽や上水の引き込みが必要など、様々な状況でそれを含めて金額が決まっていることもあるので安くなってたりします。
テナントは築年数、階数、医療モール、ショッピングモールなどの形態によって賃料は異なりますが大体坪10,000~20,000円くらいがよくあります。もちろんもっと高いところもあれば低いところもあります。
これも何を基準で考えていくのかが大切です。そのテナントは地域の方が来てくれているのか、先生のターゲット層が来てくれるのか、何故そこに来てくれるのかなどを総合的に考えていく必要があります。
このようなこともしっかりと私なりにお応えして、ご相談して進めていきますので、お気軽にお問い合わせください。
読んで頂き、ありがとうございました。
Medical support partner株式会社 山本裕次郎